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海や川から離れていても起こる【内水氾濫】とは

2022/01/25

こんにちは。

冬場は特に降雨量の少ない瀬戸内地域ですが、大きく報道された2018年の真備の水害は真備以外でも大きな被害が出た地域でもあり、「雨が少ない≠水による災害が少ない」ということではないという事を日頃災害のない岡山の方も痛感した出来事でした。

近年のゲリラ豪雨による毎年の被害で、ご自宅や会社などの火災保険のご加入時、水災保証を付けるかどうかを地域のハザードマップなどをもとに付加されている方も多いかと思いますが、是非その際に留意いただきたいのが内水氾濫です。



下水道や排水路があふれだしたり、アンダーパスや地下街、地下室など局所的に水が溜まったりするケースで、周囲より標高の低い地域で起こりやすく、住宅地や都市部であっても起こりうる災害です。

岡山市周辺のハザードマップより 出典:岡山市防災情報マップ


特にエスプランニングのある岡山は歴史的にも岡山市南部を中心に干拓によって整地された土地が非常に広く、年配の方では子供のころ水害が多かったことを話してくださる方も多くいらっしゃいます。干拓地の特徴としては排水が悪く軟弱地盤のために液状化や地盤沈下が起こりやすいといわれていますし、水災以外にも都市化されている地域では地震の際の被害も大きいといわれています。


2017年の火災保険の水災補償の付帯率は岡山県で約75パーセントとなっています。出典:損害保険料率算出機構



水災の補償というと、床上浸水を思い浮かべる方も多いと思いますが、大雨で裏山からの土砂崩れにより土砂で家が壊れたり家財がダメになったときの補償も水災部分での補償となります。



河川や海から離れているから水害には無関係、、、というわけではなく、【内水氾濫】という現象や山が近いところであれば土砂崩れなども考慮しながらしっかりと補償をつけておく必要があります。

岡山市のHPには地域ごとの防災マップが掲載されており、内水に関しても一部の地域を除き地図が作成されていますので、是非ご自宅や勤務、通学エリア周辺は事前にご確認なさってください。

岡山市の防災マップ(内水)

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